がん検診 - 検診の種類と検査方法
それぞれのがんの検査方法と特徴を知って、
定期的に検診受けましょう
それぞれのがんの検査方法と特徴を知って、
定期的に検診受けましょう
バリウム(造影剤)と発泡剤(胃を膨らませる薬)を飲み、エックス線で胃の形や粘膜を観察します。造影剤の流れ方から、何らかの異常によって胃の変形がないか見ることができます。
胃の中を直接観察する検査です。口または鼻から内視鏡を挿入して調べます。胃の粘膜の状態を詳しく見ることができるので早期の状態で発見できます。
胃がん
とは?
胃の壁のもっとも内側の粘膜細胞ががん細胞になり、進行とともに広がっていきます。日本人はかかりやすいのですが、早期発見・早期治療で十分に治癒する可能性があります。
内容
バリウムによる胃透視
対象年齢
40歳以上
(より安全な検診実施のため、健康づくりサポートセンターおよび検診車による検診は40歳~69歳の人が対象です。)
料金
※70歳以上の人には、バリウムの誤えんや透視台からの転倒、転落のリスクを考慮し、内視鏡検査をおすすめします。
内容
内視鏡検査
対象年齢
50歳以上※令和4年度に50歳以上の偶数年齢になる人(50、52、54歳、以下同様)が対象者です。
※医学的な理由でバリウムによる胃透視を受診できない40代(偶数年齢)の方は、内視鏡検査を受診できます。
詳細についてはこちら
便の表面を採便用の棒で採取し、血液が混ざっているかを調べる検査。目に見えないわずかな出血も検知することができます。「陽性」と判定されたら必ず精密検査を受けましょう。
大腸がん
とは
40歳代から増え始め、治療しやすいがんですが、患者数は増加傾向にあるので早期発見が重要です。高齢になるほどリスクが高くなります。
内容
2日間採便による便潜血検査
対象年齢
40歳以上
胸部エックス線検査では、胸全体をエックス線で撮影します。また、ハイリスク者(※)には、喀痰細胞診も合わせて実施します。痰を採取し、そこに混入するがん細胞の有無を調べます。※(タバコ1日本数)×(喫煙年数)が600以上の人
肺がん
とは?
死亡者数男性1位、女性2位で検診による早期発見が非常に重要です。最大リスクはたばこです。男性喫煙者が肺がんになる確率は非喫煙者の4.5倍になります。
内容
胸部X線検査
対象年齢
40歳~64歳
内容
喀痰細胞診検査※ ハイリスク者とは喫煙指数(タバコ1日本数×喫煙年数)が600以上の人のことです。「肺がん検診及び結核・肺がん検診」は、喀痰細胞診検査のみは受診できません。
対象年齢
50歳~64歳
結核・肺がん検診
内容
胸部X線検査
対象年齢
65歳以上
内容
喀痰細胞診検査※ ハイリスク者とは喫煙指数(タバコ1日本数×喫煙年数)が600以上の人のことです。「肺がん検診及び結核・肺がん検診」は、喀痰細胞診検査のみは受診できません。
対象年齢
65歳以上
受診場所
子宮の入り口の組織をブラシや綿棒で採取し、がん細胞の有無やその種類を調べます。がん細胞に進行する前の正常でない細胞の状態を検査で見つけることができます。
子宮頸がん
とは?
子宮頸がんはヒトパピローマウイルス(HPV)が原因で発症し、年間約1万人がかかります。30~40歳代に多いがんですが、近年では20歳代でも増加しています。
内容
子宮頸部粘膜の細胞診
対象年齢
20歳以上※受診間隔は2年度に1回です。
料金
乳房専用のエックス線撮影です。視触診では発見できないしこりを診断できます。できるだけ平らにして撮影するため多少の痛みがあります。
乳がん
とは?
50歳前後の発見が最も多く、日本人女性の11人に1人がかかります。検診と同様に自己触診も大切です。月に一度、自分で見たり触ったりして異常がないかチェックしましょう。
内容
マンモグラフィ(2方向)
対象年齢
40歳代※受診間隔は2年度に1回です。
料金
内容
マンモグラフィ(1方向)
対象年齢
50歳以上※受診間隔は2年度に1回です。